夜間外出禁止令や飲食店、デパートの閉鎖、スポーツ施設の営業停止、他国からの入国禁止など3月下旬より矢継ぎ早に新型コロナ対策を打ち出したタイ。
その効果もあって新規発症者は減少を続け、ここ数日は一桁台も珍しくなくなってきた。
先日ブログにしたとおり緊急事態宣言は5月31日まで延長されたが、現在定められている規制の殆どは4月30日期限となっており、5月1日以降の緩和が期待されていた中、本日タイ政府より規制継続および緩和の内容について発表された。
規制が継続されるもの
5月1日から5月31日まで継続される措置及び要請
1.夜間外出禁止令(午後10時から翌朝4時)
2.陸路・空路・海路すべての入国地点における入国制限
3.検疫(隔離)措置(State Quarantine)
4.国際線航空便の制限
5.県をまたいだ移動の制限の要請
6.少なくとも50パーセント以上の在宅勤務の要請
7.人が集まるところへの外出自粛の要請
夜間外出禁止令は継続。およびこのリストにはないが酒類販売禁止も継続される。
よってバーなどの営業は早くてもあと1ヶ月先となった。
デパート・百貨店は、感染拡大を防いでいる状況を評価しつつも、規制緩和の第二段階目での開業を想定するそうだ。
規制が緩和されるもの
5月3日から制限が緩和される施設
1.市場(定期市場,水上市場,ウォーキングストリート,屋台)
2.レストラン(一般的な飲食店,飲料,菓子,アイスクリーム店(ショッピングセンター外),路上の飲食店,移動販売,歩き売り)
3.小売店及び卸売店(スーパーマーケット,コンビニ,車による日用品の移動販売,通信販売)
4.スポーツ・レクリエーション(公園での活動,テニス・射撃・アーチェリー・サイクリングといった野外の広い場所で行うチーム制ではないスポーツ,ゴルフ場及びゴルフ練習場)
5.理髪店・美容室(カット,洗髪,ブローのみ)
6.その他(ペットサロン,ペットホテル)
レストラン、ゴルフ場がついに解禁される。私を含め、首をながーーくして待っていた人も多いだろう。
もともと3密が発生しづらいゴルフ場および練習場の閉鎖には疑問をもっていたので、これは嬉しい判断となった。
規制の緩和は項目を4段階に分けた上で,14日毎に状況を評価し,その結果によって次の14日間の措置を決定するそうだ。
まとめ
まずは比較的リスクが低いところに絞って規制緩和をスタートさせた。
日本に比べかなり厳しい措置をとった1ヶ月だったが、数字でも明らかに効果がでており、結果的に厳しい措置のおかげで規制期間が短くて済んだのかもしれない。
それでもバーなどの営業はまだ禁止されており、日常に戻るのはまだまだ先になりそうだが、ひとまず規制緩和を素直に喜び、引き続き感染を防ぐ手段は確実に守りながら生活していこう。