日曜にちょっと衝撃的なニュースが飛び込んできた。
バンコク西隣の県で、コロナ陽性者が540人も見つかったというのだ。
それに伴い、即時サムットサコーン県はロックダウンに入り、夜間外出禁止令も発令されることとなった。
日本でも一県で500人というのはかなり多い方だと思うが、
タイでこの数字はかなりのインパクト。
なんせ、タイでは今年3月ごろからの緊急事態宣言発令に伴い、
飲食店の営業停止や夜間外出禁止、酒類販売禁止、県外への移動禁止、海外渡航禁止、入国禁止、入国者の14日間矯正隔離など、かなり厳しい措置を取ってきた代わりに、5月以降は海外からの帰国者以外はほとんどコロナ感染者ゼロという状態が続いていたのだから。
そんな中で発生した大規模集団感染のニュースは瞬く間に広がるのも不思議ではない。
現時点でわかっていることをまとめると以下の通りだ。
・12月18日にサムットサコーン県にあるエビ市場にて発症者が12人見つかった
・翌日、この市場に務める関係者などを中心にPCR検査を実施したところ
516人の陽性者が見つかった
・そのうち90%程度は無症状。
・昨日も継続して検査を実施したところ、さらに380人程度の感染者が判明
・このエビ市場はミャンマーからの出稼ぎ労働者が多く、陽性者もほぼ外国人労働者
・先月チェンマイにて見つかった陽性者もミャンマーからの帰国者だった
・今後も外国人労働者を中心に4万人規模の検査を実施していく。
といったところ。
これにともなって、最大の年であるバンコクでも早速規制が発令。
年末カウントダウンイベントの中止、2週間在宅勤務の要請(絶対ではない)、学校の休校などだ。
この辺りの決断が圧倒的に早いのがタイの特徴。
緊急事態宣言がまだ継続中ということもあり、政府主導の迅速な指示・発令が可能である。
お隣のバンセンでも、即反応して年末カウントダウンイベントの中止が発表された。
バンセンで年越しをしようと思っていた人は残念だが仕方がない。
かくいう私も、サムットサコーン県南西のホアヒン(にあるブラックマウンテンゴルフリゾート)で年末年始を過ごそうとしているのだが、予定通り過ごせるのか、全く先が読めなくなってしまった。
そもそもサムットサコーン県を通過しないとホアヒンまで行けないのだが、高速道路は通れるのだろうか。
うーん、困った。。。
海外から見ると、たった500人で騒ぎすぎ、厳しすぎ というような気もするが、
前述の通りほぼゼロだったところからの500人なのでインパクトは絶大。
ここからさらに各県にも影響は飛び火していくかもしれない。
さっそくチョンブリ県(私が住んでいるシラチャやパタヤがある県)でも
生鮮市場でのPCR検査が実施されたらしい。
(結果は全員陰性とのことで一安心。)
これまでの落ち着いたタイ国内の状況から一気に先が読めなくなってしまった。
一寸先は闇。
改めてコロナウイルスの影響の大きさを思い知らされる。