チェンマイ旅行その④ コムローイ編
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寺院めぐりも終え、一旦ホテルへチェックイン。
コムローイ会場では18時頃からイベントがスタートするらしい。
かなり渋滞することを予想し、16時過ぎにホテルを出ることに。
これが大失敗の始まりだった。。。
チェンマイロイクラトン
会場は「Northern Study Center」
火がついた灯籠を空へ飛ばすチェンマイ地方のロイクラトン(コムローイ)は、火災等の危険性があるので市街から少し離れた山間部で開催されるようになっている。
チェンマイの複数の箇所で開催されるが、いずれも東か北の山間部だ。
今回我々が購入したチケットの会場は「Northern Study Center」というところで、
3000人以上の規模で開催されるもっとも大きな会場。
場所はチェンマイ旧市街から車で北へ1時間弱走ったところにある。
入場受付
ホテルを16時過ぎに出発した僕ら。
かなり渋滞することを心配した上での時間設定だったが、
ソンテウは何事もなかったかのごとく快調に飛ばす。
「あれ?もしかして到着するの早すぎるんじゃ・・・・」
「いやいや、これから混むでしょ・・・混むよね?」
なんて会話をしていると、サクッと会場についてしまった。
約45分。 まだ5時にもなっていない。
さてどうしたものか。
とりあえず受付はスタートしていたので受付へ。
受付は大半がHISの受付。
私が買った「Thai Ticket Major」からの客はほとんどいないらしく1列のみ。
この時点で、怪しい匂いがプンプンただよってきた。
「これって、もしかしてHIS主催のイベント・・・?」
右を見ても左を見ても日本人。スタッフも日本人多数。
想像していたのと違う。。。
ここまできて、悩んでも仕方がないのでとりあえずチケットを見せると
VIPチケットだからなのか、席まで案内してくれた。
VIP席へご案内
会場はサッカー場が2〜3面取れるんじゃなかろうかという広場に
コロナ対策のためか1.5mピッチほどでプラスチックの椅子がおいてある。
VIPだけあってさぞかしVIP待遇なことを期待したのだが、
実際はメインステージ正面というだけ。
ステージは見えそうで、若干遠いくらいという絶妙な距離だし、
VIPじゃないところと隔壁があるわけでもない。
この距離の差だけで2000バーツの差額は酷すぎる。
そもそもの値段設定が高すぎるのだが、さらにこの差額は全く理解できない。
最初に受付についた時点で若干嫌な予感はしていたが、この時点で完全にHISの金儲けイベントのように感じてしまって、かなりテンションがダウンした。。。
フリーフード付きだが、食べる気が起きない
この会場のチケットは、VIP、一般問わずフリーフード付き。
ステージ向かって右側にテントが並び、多数の食事が並べてある。
種類はタイ料理半分、日本料理半分といったところか。
味はどれもイマイチ。
期待するほうがおかしいのかもしれないが、それにしても酷いレベル。
その上、ビールなどのお酒はまったくない。水かジュース。
これが最高にツラい。ほんとに。
祭り=ビール ではないのか。
なぜここまできてお酒を販売しないのかまったく理解不能。
過去に酔っ払いによるトラブルでもあったのかもしれない。
酒もなく、美味しくない出店の飯をちょっとつまみ、ただひたすら開演を待つ。
地獄のような2時間だった。
いざ開演!でも灯籠を上げるまで約2時間・・・
やっと日も落ち、祭りっぽい雰囲気になってきた19時。
いよいよ開演だ。
だだ下がりしていたテンションもちょっとだけ回復。わくわく。
まず始まったのが、ロイクラトンの説明。
タイ語・日本語・英語で通訳。
日本語通訳がいるあたりHISの匂いがプンプン。
つぎに座席列の中央を民族衣装を着たタイ人の人たちが通り、ステージにあがっていき、古典舞踊的なものを踊り始める。
ここからが、さらに苦行の始まりだ。
「〇〇の舞」「△△の舞」「□□の舞」・・・と
聞いたこともないタイ民族舞踊がひたすら続く。
ただただ見るだけ。
・・・・・・・長い。あまりに長い。
気が遠くなるような時間。
後ろの席だと全く見えないだろう。見てもしょうがないけど。
また、日本語通訳がいちいち
「とても情熱的な踊りでしたねー」などというコメントを入れるのだが、
これがまた超ウルトラ棒読みで、白けまくる。
言わないほうがマシだよ、ほんと。
いよいよ打ち上げ!しっかり広げて火事にならないように!
踊りを見ること約1時間半。
いよいよ打ち上げだ。待ってました!
その前に、タイらしく仏教式典(読経)が始まる。
8人のお坊さんがステージ上で読経をするのだ。
タイのお経はどこにいっても同じなので、いつかどこかで聞いたことのある音とフレーズになんだか落ち着く。
やっとタイっぽさが出てきた。これだよこれ。
読経が終わり、準備するよう指示が出る。
各席には、はじめから2個の灯籠がおいてある。
これを広げて火をつけるのだが、これがなかなかにでかい。
大人でも一人できれいに広げて持つのは至難の業。
できれば2人以上でやったほうが良い。
真ん中には固形燃料がセットしてあるが、まわりの白い部分は紙なので、
燃え移ると一気に延焼してしまうのだ。
上部を引っ張った状態で持ち、中央下部の固形燃料に火を付けると、
だんだん上昇気流で膨らんでくるので、
その状態で手を手を離しても落ちなくなるくらいまで待とう。
途中、準備中に司会から「まだ飛ばさないでください」というアナウンスが入る。
一斉に飛ばしたほうがキレイだからだろう。
なので、許可が降りるまで待つ。フライングは厳禁だ。
そして、「では一斉に飛ばしましょう!」という号令のもとに夜空へ。
満月(ロイクラトンは必ず満月の日にある)と、無数の灯籠が真っ暗な夜空に煌々と輝く。
想像を絶する美しさだ。
これまで苦痛だった待ち時間のことも全て忘れ、夢中になって灯籠を飛ばしていた。
打ち上げが終わったらチェンマイ市街へ
これが最後のイベントなので、打ち上げを終えると帰路へ。
多くの人は観光バスできているので、来たバスに間違えないように乗って帰ろう。
我々はソンテウをチャーターしていて待たせていたので、ソンテウに乗り込む。
約45分ほどでチェンマイ旧市街へ。
この時点でおおよそ22時。かなり遅い時間になる。
しかもここまで1滴もお酒を飲まず。
観光続きで疲れているが、どうしてもビールは飲みたかったので、
ホテルの前のレストランでちょっとだけビールを飲んで寝ることに。
出てきたハイネケンビールを一気に飲み干す。
さいっっっっっこうに美味い!!!!!
生きててよかった!
てか、なんで会場に無いんだよ・・・・
チェンマイロイクラトンまとめ
・Nortern Study Center会場はHISのイベント。
・早めに行くのはやめよう、超ウルトラ退屈。
・会場はビールなし、お酒なし。覚悟して。
・トイレもかなり汚い。タイの田舎のトイレ。覚悟して。
・VIPチケットにする必要はまったくない
・でもロイクラトンはめっちゃキレイ!
ということで、6行でまとめるとこうなった。
一度は行く価値あり!でも2度目は無いな!