新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として、日本国に住む国民全員に1人あたり10万円の特別定額給付金が支給されることが決まった。
私は海外駐在中なので受給する資格は無い。
駐在員は日本で給与を得ていないため所得税を払っていないし、住民票もなく住民税も払っていない身分なので(そのぶんは現地の国に所得税を払っている)日本の税金で賄われる経済対策が受給できないのは当然だ。
海外在住者も・・・なんて話題が出ていたが、
それは支給されるべきではないと思っている。
・・・とまぁそんなことはどうでも良くて。
「10万円支給されたら何に使おう?」と考えている人もいると思う。
もちろんコロナの影響で収入が減った方々、今は減ってなくてもこれからボーナス等に大きく影響が出るという人も多いと思うので、支給額は当面の生活費に充てるというのが一番の選択肢になるのだが、
もともと経済的に余裕がある人や
収入に大きな影響が無いという人たちも一定の割合で居るわけで。
ちょっと奮発して欲しかったものを買うというのは大いにアリだと思う。
というか使うべき。経済活動に貢献すべき。
「10万貰っても生活はそんなに困ってないし、欲しいものも特にないしなぁ。
何に使おうか考え中だけど、とりあえず貯金かな」
----------そんな人々には一つの選択肢としてクラウドファンディングでの支援・投資を提案したい。
クラウドファンディングとは
簡単に書くと、ネットを介して多くの人から資金を調達し、目的を達成した暁には投資者に還元しますよ というもの。
クラファンのメリットは多くの人から少しずつというところ。
思いつきのアイデアを形にしたり、海外で見つけてきた面白いものを日本で販売する最初のステップにしたりなど、いろいろな使い方をされている。
以下CAMPFIREより引用ーーーーーーーーー
クラウドファンディングとは、「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」を組み合わせた造語で、「インターネットを介して不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達する」ことを指しています。
資金調達といえば、一般的に金融機関からの借入や関係者・ベンチャーキャピタルによる出資などがあげられます。クラウドファンディングは、そういった資金調達にはない「手軽さ」や「拡散性の高さ」、「テストマーケティングにも使える有用性」といった点が魅力的な新たな資金調達の仕組みとして近年注目されています。
中でも、「こんなモノやサービスを作りたい」「世の中の問題をこう解決したい」といったアイデアや想いを持つ人は誰でも“起案者”として発信でき、それに共感し「応援したい」「モノやサービスを試してみたい」と思った人は誰でも“支援者”として支援できる、双方にとっての手軽さがクラウドファンディング最大の特徴といえます。
今回の新型コロナウイルスの影響で資金繰りに困った人々を助けるべく、
日本最大手のクラファンサイト「CAMPFIRE」がクラファンを使ったサポートプログラムを開始している。
クラウドファンディングで小さな地元の店舗を支援する
コロナの影響で事業が立ち行かなくなってしまった店舗や企業がここのところ増加している。
先日のニュースでは、すでに100件以上の企業が倒産となってしまっているようだ。
営業できなくなっても、例えば店舗の家賃・従業員の人件費など経費は発生するため、出ていくお金は止まることは無い。
キャッシュに余裕があるところは少なく、言葉は悪いが基本的に自転車操業をするものなので(売上を見越して仕入する)、売り上げが止まってしまうと一気に資金繰りが悪化して倒産してしまう。
政府からの支援は微々たるもので、到底1~2ヶ月の売り上げ減少を賄えるものではないし、まだまだ終息には時間がかかりそうな雲行きなので、これからもっと増えていくだろう。
このブログを読んでくださっている方々の近隣でも、つぶれてしまったお店を見かけることがあるのではないだろうか。
営業したくてもできない、売りたくても売れない、お客さんが来ない。
地元の小さな店舗そんな苦しい状況を少しでも打開する手段として注目されているのがクラウドファンディングだ。
大手クラファンサイトであるCAMPFIRE(キャンプファイアー)には、「コロナウイルスサポートプログラム」がすでにスタートしており、
- 営業自粛を余儀なくされ、従業員に給与が払えなくて困っている飲食店、スナックなどの飲み屋。
- 売り先が営業停止や閉店してしまって、多くの生鮮食品が余ってしまって廃棄せざるを得なくなっている果物や野菜、畜産関係の生産者。
- 旅行者が減ってしまい、存続困難になっている観光地の老舗旅館。
- 3密防止のため営業できなくなってしまったライブハウス
・・・などなど、多くの中小企業・店舗が支援を募っている。
支援額はまちまちで、例えば「応援するだけ1000円」などもあれば、営業再開後に使える割引券を数万円で販売していたりするところもある。
そういった内容の支援は、要するに直近で不足しているキャッシュを補い、営業再開されたら支援者(投資者)に還元しますよ、というスタイルだ。
また、生鮮食品で一番人気を集めているのは
#おうちで飛騨牛 みんなで大切に育てた飛騨牛を「今」美味しく食べてほしい!!
#おうちで飛騨牛 みんなで大切に育てた飛騨牛を「今」美味しく食べてほしい!! - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
というもので、すでに2千万円もの支援が集まっている。
消費されず困っている飛騨牛を地元価格で販売します!という内容だ。
どのプログラムも様々な取り組みで支援を募っており、なんとか存続したいという熱い気持ちが伝わってくる。
昔お世話になったスナックに支援した
冒頭に給付金が貰えないと書いたが、タイでは夜間外出禁止やゴルフ場も閉鎖となっているので、普段使っていたはずのお金が浮いているのは確かである。
業績悪化によるボーナス減は免れないが、失業することはないだろう。
そこで給付金とは関係なく支援することにした。
支援先は海外赴任前に住んでいた地域にあるスナック。
ほぼ毎週のように通っていたし、会社の飲み会なんかでも何度も利用させてもらっていたお店だが、営業自粛のあおりを受け、従業員に支払う給与のアテが無く困っているそうだ。
何年もお世話になったお店が無くなってしまうのはツライ。
しかも新型コロナという外部要因でならなおさらだ。
多額の支援ができるほど余裕がある訳でもないが、
少しでも経費捻出の足しになってくれれば嬉しい。
おわりに
自分のところだけでも精いっぱいなのに、なに支援とか言ってんだ という意見もあると思うが、それは冒頭に書いた通りだ。
一つの選択肢としての提案である。
使い道が無く銀行に溜めるくらいなら、支援に回してもよいのではないだろうか。
例えば先ほど紹介した飛騨牛。
1万円支援すれば1kgの飛騨牛が届く。
畜産農家さんもハッピー。支援者はおいしいお肉を食べれてハッピーだ。
経済が2ヶ月も停滞したら、直接的にコロナウイルスで亡くなる方だけでなく、事業が立ち行かなくなって失業したり自殺してしまう人も増えていく。
自粛=何もしない ではない。自宅にいてもできることはある。
もしかしたらこのブログを読んでくれている皆さんの地元のお店も、資金繰りに困って支援を募っているかもしれない。是非一度見てみてほしい。
また、知り合いや近隣の方で資金繰りに困っている人がいるならば、「クラウドファンディングで支援を募るという方法があるよ」と教えてあげてほしい。
と珍しくまじめ?なブログを書いてしまった。
まぁ見てるだけでも楽しいので、気軽に見てみて。