前回のブログに引き続き、一時帰国から帰還したあとの生活について記します。
関空フライトから入国まではこちらから↓
無事タイ入国手続きが終わり、ALQホテルへの直行バンに乗りこんだ僕。
ハイエースに揺られること約1時間で、隔離先であるARIZE HOTELに到着しました。
- そもそもASQ・ALQって何?
- ARIZE HOTELチェックインと隔離期間の説明
- ARIZE HOTELのお部屋とアメニティ
- 14日間の隔離生活環境
- ASQ中の食事は・・・
- PCR検査
- あったほうがいいなと思ったもの
- まとめ
そもそもASQ・ALQって何?
というところから念の為。
新型コロナウイルス拡大以降、タイでは海外からの渡航者に対して14日間の強制隔離を強いています。
日本の自主隔離とは違い、強制隔離ですので滞在先から出ることは許されません。
それに対応したホテルで滞在する仕組みことを、ASQ:Alternative State Quarantineと呼び始めました。
当初はその隔離に対応したホテルはバンコク都内だけだったのですが、昨年後半くらいから地方都市でも対応できるホテルが増えてきました。
そこで、その地方都市での隔離のことをALQ;Alternative Local Quarantine と呼んでいます。
StateかLocalかの違いです。
なので、今回の私の隔離は正しくはALQとなりますが、一般的にASQという名称のほうが周知されているため、ASQとALQを併記しています。
ARIZE HOTELチェックインと隔離期間の説明
ということで、ARIZE HOTELへ無事到着。
ARIZE HOTELはシラチャの市街からは少し南にある、日本人滞在向けのサービスアパートメントです。
到着すると、ロビーにて受付です。
ロビー右手に病院の看護師さん用のカウンターがあり、そこでまずは血圧と体温、脈拍のチェック。PCR検査はありません。
そして隔離期間の説明を受けます。
そこで渡されるのは、隔離期間のスケジュール表、1日のタイムライン、そして体温計。
日本語も併記してあるので英語・タイ語が駄目でも何とかなるでしょう。
合わせて、ARIZE HOTELとLaem Chabang HospitalのLINEを登録するよう指示されます。
生活に関する依頼はホテル側、体調に関する連絡は病院側へLINEをする仕組みです。
毎日朝晩に体温の報告をすることになります。
で、ここからが問題だったのですが、渡されたスケジュール表は11日間(10泊11日)のもの。
というのも、先月(4月)までは隔離期間が10日間に短縮されていたので、その予定表がそのままになっています。
5月からはすでに14日隔離に戻ったにもかかわらず、それが反映されていませんでした。
ですので、PCR検査の日程、回数はこのスケジュールとは全く別のものに・・・。
ARIZE HOTELのお部屋とアメニティ
チェックイン手続きが終わると、カードキーが渡されるので部屋へ向かいます。
18階のお部屋。
リビングは縦長タイプなのであまり広くは感じませんが、ベッドルームとはスライドドアで分かれており、お風呂はシャワーだけでなくバスタブも完備。
家電は家庭用小型冷蔵庫と洗濯機、電子レンジ、給湯ポットがあります。
テレビはCSまで見れる素敵仕様。ただ、ネット環境が悪く、Wifiが絶望的に遅いので、ネット経由で見ることになる日本のテレビは止まりまくります。特に夕方から夜にかけてはまともに見れたものではありませんでした。
ちなみに、喫煙ルームを指定すれば室内喫煙可能です。
14日間の隔離生活環境
生活環境といっても、基本的に部屋から出ることは許されません。
食事は後述しますが毎日お弁当です。
それ以外には、飲料水やコーヒー、洗濯用洗剤、そしてタオルなどのアメニティはLINEで連絡すれば部屋まで持ってきてくれます。
適当な英語で連絡しましょう。カタコトでOKです。
部屋の掃除は全く無し。タイ政府の指示で禁止になったそうです。
GrabFoodなどのデリバリーサービスは受領可能。ロビーで受け取って部屋まで持ってきてくれます。
実際に私も美味しいコーヒーが飲みたくてデリバリーを頼みましたが、何ら問題ありませんでした。現金のやり取りをしなくていいように、クレジットカードで支払いを済ませましょう。
知人からの差し入れも可能。同じくロビーで受け取ってくれます。
お酒は本来ダメなようですが、中身を逐一チェックするわけではないので、バッグの底の方に入れて見えないようにしておけば問題ありませんでした。
ASQ中の食事は・・・
毎日お弁当です。これがまた美味しくないw
メニューは毎日LINEで連絡がくるので、リンク先からGoogle Formで選択して回答します。
和食、洋食、タイ料理と一通り揃っているのですが、冷めてるしご飯(お米)が美味しくないし、味付けは微妙だし、野菜殆どないし・・・。
日本での食事に慣れてから着いた初日の弁当は相当キツかったです。14日も過ごす間にだんだん慣れてきて、美味しく感じるようになってきましたがw
写真をいっぱい取ってきたのでご参考までに。
PCR検査
前述の通り、スケジュール表はまったくもってアテになりません。
その上、検査も当日にいきなり「いまからロビーに来て検査を受けてください」という連絡が来ます。リモートワークしていても問答無用。1時間待ってというのも許されません。
「ちょっと待って」とお願いすると、それならあなたの滞在が1日延長されます と脅されます(実際にあった事実
なので、会議中だろうがなんだろうがPCR検査は最優先で受けましょう。
私のスケジュールは
1回目:到着した翌日
2回目:6日目 10:30
3回目:12日目 8:30
という日程でした。
2回目が終わったとき、これで最後ですか?と聞いたら「最後です」と回答があったので、完全に終わったと思っていたら、12日目朝にいきなりPCR検査を受けてくださいとLINEをが来たので、何かの間違いかと思いました。
それくらい担当者も日程を理解してません。笑
検査はロビーまで降りて、血圧、脈拍、体温チェックを受けた後に屋外の検査ブースで採取します。3回も受けると慣れますね。痛いけど。
あったほうがいいなと思ったもの
私が14日生活した上で、あったほうがいいなと思ったものは以下の通りですので、これから渡航される方は参考にしてください。
・体を洗うボディタオル(無い
・洗顔料(石鹸とボディソープしか無い
・爪切り(2週間はさすがにめっちゃ伸びる
・塩コショウとか無難な調味料(味を変えたいとき
・部屋着、寝る時の服
・お酒好きな人はお酒少々
帰国の荷物のなかに忍ばせておきましょう。
まとめ
・滞在中にPCR検査は3回、しかも突然連絡がくる
・毎日体温連絡必須
・弁当は正直美味しくないけど、だんだん慣れる
・生活用品をいくつか持っていったほうが快適
・差し入れ、デリバリーサービス受領可能
・アメニティは依頼すれば追加・交換可能
・ルームクリーニングは無し
ALQ・ASQの滞在先によっても環境は大きく違うようです。
同じようにブログなどにされている方もいると思いますので、できるだけ最新の情報をネットで調べてから渡航するようにすれば、事前にイメージが湧くと思います。
ご参考になれば幸いです。