今日、在タイ日本大使館から以下のメールが届きました。
昨年12月頃から、首都バンコク等に所在するゴルフ場において、
ロッカー内に預けている財布からクレジットカードを抜き取られ、 別の第三者名義のカードにすり替えられるケースや、カウンターで 自身のクレジットカードで料金支払後、別の第三者名義のカードを 返却され、気付かずにいたところ、その後自己名義の実際のカード が何者かに不正使用されていたとの報告を複数件受けています。
ゴルフ場において、施錠設備のあるロッカー内に貴重品等を預けていたにも関わらず、クレジットカードを何者かに抜き取られたり、 すり替えられる等の事案は過去にも複数件発生しています。
ついては、被害防止のため、鍵のかかるロッカー等であっても決して油断することなく、貴重品等は肌身離さない等の防犯措置を徹底 してください。なお、財布からクレジットカード等を入れ替えられ た場合には、自身の物でないと気づくまでに時間が要することもあ りますので、御注意ください。あわせて、 クレジットカードでの支払い後は、改めて自身の物に間違いがない か必ず確認し、スキミング被害にも十分注意してください。
その他、クレジットカードで支払いをしたが、金額を確かめずにサインや暗証番号を入力し、レシートを受け取らずに帰国してしまい 、日本に帰国してから一桁多い金額の請求書が送られてきたといっ たケースもあります。
高価な品物を購入する際は、信用のおける店を選ぶことが重要です。また、信用のある店であったとしても、品物をよく吟味し、クレ ジットカードで購入する場合は、金額などに間違いがないことをよ く確認し、レシートを必ず受け取ることが必要です。
実は、私も11月に同じ被害にあいました。
場所はThana City Country Clubというゴルフ場でした。
Thana City Country Club | Thana City - The Ultimate Lifestyle
私はゴルフのプレー中は財布をロッカーに保管することなく、常にミニバッグに入れてカートに積んでいます。
タイのゴルフ場は茶店で現金が必要なためです。
しかしながら、さすがに財布をポケットに入れたままプレーするわけにはいかないので、ミニバッグに入れてカートに置いているわけです。
被害にあった当日。
ラウンドが終わった後にゴルフ場のショップで買い物をして支払いをしようとしたところ、財布に見知らぬカードが入っていました。
知らない人(日本人)の名義のものです。
「なんだコレ・・・?」
代わりに普段使用しているカードが1枚なくなっていました。
クレジットカードは3枚ほど財布に入れているのですが(VISA、マスター、JCB)、そのうち1枚だけが差し替わっていました。
そのときは、もしかしたら別の場所で買い物をしたときに間違えて返却されたことに気付かず持ち帰ってしまったのかと思い、一旦別のカードで支払いを終えて買えることにしました。(冷静に考えると気付かないはずはないのですが、気が動転していました)
そして無くなったカード、そして手元にあるカード両方の会社に連絡。
すぐに停止措置を取りました。
しかしながら、家に帰って冷静に思い返してみると、ラウンドの前日夜にそのカードをつかってフライトの予約支払いをしています。そのときにカードの裏面の番号を確認して入力していました。
つまり前日夜には間違いなく手元にあったのです。
そして、その紛失した日の朝はカードを使用していません。
ということは、ラウンド中にカートに置いていた間に、当日担当したキャディに差し替えられた、としか考えられません。
今日、大使館からのメールを見るまでは半信半疑でしたが、このメールを見て上記の推測が間違いなかったことを改めて確信しました。
こんなキャディにチップを払って「ありがとう」とプレーを終えたことが大変腹立たしいです。
キャディの番号が何番だったかまでは残念ながら覚えていませんが、もう二度とThana Cityでプレーすることはないでしょう。
幸いにもすぐに気付くことができたので、不正使用には至らず金銭的被害を受けることはありませんでしたが、差し替えという巧妙な手口ですので気付くのが遅れる人も多いと思います。
タイの場合は財布を持たずにプレーするのは難しいので、どうしてもカートに置かざるをえないと思いますが、財布の中は必要最低限の現金と最小限のカード類に留め、ラウンド中やラウンド後も定期的に中身を確認するようにしてください。
今回の件で、改めてここは海外で日本のように安全ではないこと、自分の身は自分で守るしか無いことを身を持って感じました。
このような被害を受けないよう、みなさま十分お気をつけください。